モンスターの住むガラパゴス
最近「ガラホ」という言葉があるらしい。
「ガラホ」とは、中身スマートフォン・見た目ガラケーというもので、
言ってみれば「羊の皮を被ったオオカミ」の様な代物だと思われる。
(↑これ車好きじゃないと知らないですよね)
そんな「ガラホ」なんて作らなくてもいいじゃんって思いますが、
「ガラケーの生産を止めないで」
というお客さんの声を反映して、このガラホというものを作ったらしいのですね。
でも、そもそもガラケーだって、お客さんの声を聞きながらどんどん日本風に進化していったものなので、
ガラホだってガラケーじゃん!って思ったりします。
ところで、会社というのは「お客さんの声」というのが、
命の次くらいに大事であり、ありとあらゆる事の免罪符に使えるので、
色んなところで耳にします。
皆さんの会社だって、
既存の大口顧客の意見に左右されて、新しいものが導入出来なかったりすることありますよね。
企業が新しくなれないのは、常に今居るお客さんのせい。
彼らはガラパゴス島のモンスターです。
そういったモンスターと仲良くしていると、いつまで経っても島から出られず
自らも気づいたら変な進化をしているのかもしれません。
訳わかんないお客からの意見は聞くのを止めちゃえば、
今よりも企業のイノベーションは進むはずです。
そして、聞いた意見も冗談半分で聞けば、
多分世の中の煩わしい仕事の半分は無くなって
日本は世界一残業の多い国ではなくなるでしょう。
あー、俺もくだらない人の意見は冗談半分に聞いて
笑い飛ばしてしまいたい。
それが出来ない俺は、嗚呼愛すべき日本人って感じです。
よろしくどうぞ。