いまだに声だけに頼るなんて

最近、飛行機がらみの事件が多い。

今度はドイツ、ジャーマンウイングス。

 

私は航空業界の専門家ではないので、

事故についてはコメントを控えますが、

毎回飛行機事故のニュースを聞くたびに

 

ボイスレコーダー!?” ”回収!?”

 

という言葉に驚きます。

 

だって、このデジタルの時代に

”音声”しか記録しておらず、

しかもそれを飛行機内のブラックボックス

”保存”しているなんて・・・

 

今や、一般の車にもドライブレコーダーが付いていて、

映像を管理してます。

 

今回の事故だって、

映像があればわざわさ音声を”分析”なんてしなくても、

状況はすぐに分かりますよね??

 

更に、その音声をコックピット内のブラックボックス

”保存”なんてしてるから、ブラックボックスの”捜索””回収”をせにゃならん。

 

今や飛行機のなかでもWi-Fiが使える時代なのに、

データを無線で送ることは不可能なのかな??

 

だって、

フライトレコーダーやボイスレコーダー

"捜索”、”回収”、”解析”している間にも、

どんどん飛行機は飛んでます。

 

捜索や解析の時間をもっと短くして、

少しでも空の安全の事を考える時間が多く取れるようになればいいなと

思いましたとさ。

 

よろしくどうぞ。

アマゾンのほん

私は本を読むのが好きです。

昔は、古本屋で漁りまわるのが好きでしたが、

最近はもっぱらアマゾンでワンクリックです。

でも、私はぜーったいAmazon.co.jp配送センターからの配送は選びません。
出展企業が個別に行っている配送を選択します。
むしろAmazon.co.jp配送センターでの配送をしている店は、

あえて敬遠しています。

 

 

何故か。

だって、Amazon.co.jp配送センターからの配送を選択すると、
たった本一冊なのに、バカでかい箱に入れて/丁寧に梱包して
その結果、郵便ポストに入らないから、
在宅で手渡しじゃないと再配達になってしまうという

不便極まりない状況になってしまうのです。

 

他の配送だと、古本なんて茶封筒に包んだだけで送ってくるところが

多く、大体は家に居なくてもポストに入ってます。(サイズが小さいから)

 

一人暮らしの身では、宅配便を家で待つというのはなかなか難しく、
たった一冊の本の為に(もっと言うと、本来なら待たなくてもポストに入っていたはずのものなのに)
家にいて待つというのは、とても時間がもったいない行為なのです。

だから、アマゾンのサイトを使っても、ぜーったいアマゾンの配送サービスは使わない。

 

・・・ってここ2年くらい過ごして、ついこの前アマゾン経由の配送しかない本を
仕方なく注文したら、

 

なんと!

 

簡易包装でポストに投函されているではないですか!?

ついに、アマゾンも前田の意見を取り入れてくれた!(←?)
かどうかは分かりませんが、これで安心してアマゾンで頼める。

 

アマゾンの過剰包装は、部分最適全体最適になっていない

とても典型的な例だと思いました。

 

よろしくどうぞ。

泣き言を言うな!LPを作れ!

そういえばここ何年か全くCDを買っていない。
最近はいちいちCDを買って、iTunesに入れて持って歩くというのが面倒になったという事もあり、
もっぱらスマホの定額配信サービスに頼りっぱなしの怠けものになってしまった。
 
中学校の頃から10年間くらい、大量のCDホルダーだった私が、ここ数年全く買ってないのだから、きっと音楽業界は困っているんだろうな~、なんて思っていたらやっぱり困っている!ああ大変!
 
とはいえ、困ってるからCDを買ってくれっていうのも「ウチの会社は倒産しそうだから、ウチの製品を買ってくれ」って言っているみたいでなんかイマイチピンとこない気がする・・・
 
という事で、なんで売れないのかをちょっと考えてみたい。(ヒト・モノ・カネの観点で、こじつけだけど)
【ヒト】みんな音楽に興味ない?
→(多分)NO
 統計的な推移が無いので何とも言えないが、
 2012年の調査によると、音楽に対する本当の無関心層はわずか5%未満
 
 
【モノ】そもそも曲がダメ?
→正直、これは良く分かんない。定量的な評価が出来ない。
 
 
【カネ】CD高い。無料(you tube)、安く(iTunesや着うた)買える
→YES
 音楽のマーケットシェア
     CD    レンタル   ネット有料配信     有料メディア合計
2006年 42.7%    30.0%      4.6%     → 77.3%
2013年 30.7%    18.4%      10.9%     → 60.0%
 上記の有料メディアで音楽を聴く人は、2006年77.3%→2013年60.0%で20%以上ダウン。
 ちなみに、CDバブルだった1998年と比べると、マーケット規模は約三分の一へ。
 総販売枚数:1998年457百万枚→2014年170百万枚
 
ということで、みんなCDよりも安く音楽を聴く手段があるから、
そっちに流れているという事が考えられるのではないでしょうか。
 
 
 
そもそも、
CDってある意味ハンバーガーセットみたいなものではないかと思っています。
アルバムだと14曲で3,000円。
皆さんも、
「アルバムのあの一曲だけが聴きたいのに、その為に3,000円払うのか~」
と思いながら、3,000円払った事があるのではないでしょうか。
まるでハンバーガーセット600円しか売ってないハンバーガー屋ですね。
 
そのセット販売モデルを切り崩したのがiTunesとかの有料音楽配信サービス。
一曲単位で買える。
ハンバーガー、ポテト、ドリンクを個別販売にしたのですね。
1曲で200円。
みんな、聞きたい曲を単品で買うことが出来るようになりました。
単品でテリヤキバーガー300円が買えるようになりました。
 
これをマーケティング用語で言うと「アンバンドリング」となります。
分解するって意味ですね。
 
 
残念なことに、CDアルバムを作っているアーティストの人たちって、未だに
「CDアルバム一枚で一つの作品だ!」
という気持ちで、”アルバムレコーディング”をしています。(多分)
 
だから、個別で安く買いたい買い手と、セットである程度の金額規模を売りたい売り手に
ギャップが出てしまっていて、それが音楽界の不幸につながっているのだと思います。
 
 
 
ではどうすれば良いのでしょうか。
 
 
アルバムを通しで聞かざるを得ない仕組みを作ればいいのです。
 
 
そこで私が提唱するのが
「アルバムレコーディングをするなら、アナログ盤(LP)を出せ!」
です。
 
つまり、
CDでもiTunesでもyoutubeでも、デジタル音源だから一曲のみでばら売り出来る。
家だろうが、外だろうがどこだって聞ける。
それに比べて、LPはアナログ音源なのでそもそもばら売りという概念が無い、
聴く場所だって、家でLPプレイヤーの前で、針を落として聴かなきゃならない。
 
そしたら必然的にアルバム全体を楽しむ事になるのではないでしょうか。
 
更には、
LP持っている人は音楽にとても興味のある人です。
LPまで買って音楽を聴くというのは”ニッチ”なお客様です。
 
そういった人は、音楽に沢山お金を使ってくれます。
現に、LPの売上は2005年から現在までほぼ同レベルの売上枚数です。(凸凹はありますが)
彼らは沢山の音楽を聴いているので、いい音楽を作れば、しっかりそれに応えてくれます。
もし、そういう人を満足させられないのなら、
”アルバムレコーディング”などやめて、一曲単位で勝負するプロの作曲家になれば良いと思います。
秋元康的な意味です)
 
なので、音楽業界の皆さん、泣き言を言ってないで、
しっかり待ってくれている”ニッチ”なお客様の心に届くような、素晴らしい曲を作ってください。
 
そうすれば、私も今年こそLPプレイヤーを購入します。
(ここまで言って、まだ持ってなかったんかーいというツッコミが聞こえてきそうです)
 
よろしくどうぞ
 

「桐島、部活やめるってよ」的なイグジット戦略

今日、会社に辞表を出しました。31歳にして、三回目の辞表提出です。

三回目だから慣れたものかと思いきや、毎回辞表を出すのは緊張しますね。

(本当は出さずに済むのが一番良いのですが・・・)

 

日本社会は共同体を大事にする(していた)社会だと、

個人的に思っています。

そして、その共同体を抜ける宣言をするのは、

なかなか難しいと、会社を辞めるたびに実感してます。

 

 あまり、社会面のネタは好きじゃないのですが、

川崎市で起こった13歳の少年が18歳、17歳の少年に殺害された事件は

とても心を痛めています。

そして、ここでのポイントは「共同体を抜ける宣言」にあると

思っています。

 

基本的に共同体を抜けるには、

・自ら抜ける

・仕方なく抜けざるを得ない(卒業や定年退職)

の二つの方法があります。

 

川崎のケースでは、どうやら13歳の少年は「自ら抜ける」方法を

探っていたように思えます。

ただし、まだ13歳の少年なので、

どうやったら上手く自ら抜けられるか、

仕方なく抜けざるを得ないようにみせかけ、上手く抜けるか等の

テクニックはまだ育まれていなかったのだと思います。

 

昔から、いじめ問題等「とにかく逃げる」事が良く言われていますが、

今回のケースもとにかく逃げるという事を、

そういうテクニックを誰かが授けたり、仕方なく抜けざるを得ない状況を作る(引っ越しさせたりして、とにかく共同体から引きはがす)事はできなかったのかと、とても悲しい気持ちになりました。

 

大人は、共同体を辞める動機を上手く作るテクニックを持っています。

子供は、そういうテクニックをまだ知りません。

生きている年数が違います。

そして、そういうテクニックを知らないから、

仕方なく抜けざるを得ない理由を付ける為に、

自殺という手段を取る人もいます。

(今回のケースはそうではありませんが)

そういった意味で、子供はとても無垢で、そして残酷なのだと思いました。

 

私は全く無垢とかけ離れた人種のようなので、

三回も会社辞めてもピンピンしてます。

そして、会社を辞める度に、心の中でこの言葉をつぶやいてます。

「前田、会社辞めるってよ」

そう、大した事はない、人生を辞める訳じゃないのです。

 

それでは~